

¥4,235(税抜:¥3,850)
産地:ジョージア/カヘティ
品種:ルカツィテリ
カヘティ地方の畑で収穫されたルカツィテリを用い、伝統的なクヴェヴリで醸造された白ワインです。ジョージア古来の手法に則り、発酵から熟成までを地中に埋めた甕の中で行うことで、果実の要素とタンニン、ミネラルが穏やかに溶け合ったスタイルに仕上がっています。全体としてはドライな方向性でありながら、果実のアロマと質感のバランスが取れた、落ち着いた印象のワインです。
香りには熟した果実のニュアンスが広がり、口に含むと柔らかな果実味に加え、果皮由来のほのかな渋みが感じられます。過度に主張することなく、ゆるやかに続く余韻の中にミネラルの輪郭が現れ、全体の調和を保っています。酸は穏やかで、質感を支えるように全体をまとめています。
醸造においては培養酵母や酸化防止剤を含むいかなる添加物も使用せず、自然酵母による発酵のみで仕上げられています。清澄や濾過も行わず、ぶどう本来の成分をそのままワインへと反映させる造りです。こうした工程により、土地の個性と品種の特徴が素直に表現されています。
カヘティの比較的乾燥した気候と日照に恵まれた環境は、ぶどうに十分な成熟をもたらし、穏やかな酸と果実の厚みを両立させています。料理との相性は幅広く、鶏肉や豚肉のシンプルなロースト、スパイスを穏やかに効かせた料理とも自然に寄り添います。飲用温度はやや低めからスタートし、温度の上昇とともに広がる香りや質感の変化を楽しめます。時間の経過による変化も期待でき、ゆっくりと向き合うことでこのワインの輪郭がより明確に感じられます。
ジョージア東部、カヘティ地方のシグナギに拠点を置くオクロズ・ワインズは、伝統的な醸造文化と現代的なナチュラルワインの価値観を結びつける存在として知られています。造り手であるジョン・オクロは、ジョージアにおけるナチュラルワイン復興の流れの中で重要な役割を担ってきた一人であり、土地に根ざしたワイン造りを軸に活動しています。
醸造の中心にあるのは、クヴェヴリと呼ばれる素焼きの甕を地中に埋めて行う伝統的な手法です。発酵から熟成に至るまでをこの容器の中で行うことで、ぶどうの果実味やタンニン、ミネラルが自然なかたちで引き出されていきます。使用するぶどうはクリーンな畑で栽培され、農薬や化学肥料に頼らないオーガニック(一部ビオディナミ)のアプローチが取られています。醸造においても培養酵母や添加物は用いず、発酵や清澄、濾過に至るまでノンケミカルで仕上げる姿勢を貫いています。
またジョン・オクロは、「ゴールデン・グループ」と呼ばれる小規模生産者のネットワークを主導し、同じ思想を持つ造り手たちとともに活動しています。このグループは、商業的な効率よりもジョージア古来の醸造文化と無添加のワイン造りを重視し、情報交換や試飲会を通じてその価値を共有しています。所属していること自体が、妥協のないワイン造りを実践している証とも言えます。
ワインのスタイルは、クヴェヴリで果皮とともに長期間醸すアンバーワインをはじめ、サペラヴィによる赤ワインなど、いずれも土地の個性が素直に現れたものが中心です。いずれのキュヴェにも共通するのは、果実の力強さとともに、標高の高いシグナギの気候がもたらす透明感のある酸と伸びやかな余韻です。また、妹たちが手がける「Sister’s Wine」など、より軽やかなスタイルのラインも展開し、多様な表現を見せています。
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